「JCBカード」と言えば、知らない人はいないくらい有名なクレジットカードですが、「JCBブランドのベーシックなカード」という認識で止まってしまっている人も多いのではないでしょうか。
クレジットカードを選ぶ上で、「何となく」で決めてしまうのは損してしまうことになるので危険です。
このページでは、有名カードであるJCB一般カードについて、年会費からお得な活用方法まで細かく解説していきますので、ぜひカード選びの参考にしてみてください。
JCB一般カードの基本情報
JCBカードは日本発の国際ブランドカードで、全世界に約3,000万の加盟店があります。海外ではVISAやMasterCardの方が加盟店が多いと言われている一方、日本国内ではJCBが加盟店数1位なので、国内利用であればJCBが最も強いと言えますね。
JCB一般カードの年会費
JCB一般カード本会員の年会費は税抜1,250円です(オンライン入会時は初年度無料)。しかしながら、すべての人が毎年この額を支払っているわけではありません。
実はこのカード、一定の条件を満たすことで翌年度の年会費が無料となるのです。その条件というのが下記の2つです。
- MyJチェックの登録
- 年間税込50万円以上のショッピング利用
※両方とも満たすことで翌年度年会費無料となります。
MyJチェックというのは、端的に言うとJCBのWEB明細のことです。こちらに登録すると、カードご利用代金明細書が郵送で送られてこなくなり、明細についてはMyJCBの「カードご利用代金明細照会画面」という画面で確認することになります。
年間合計50万円というのは、月ベースですと約42,000円となります。クレジットカード利用額の合計がこれを超えそうかどうか、ぜひ確認してみてください。
なお、JCB一般カードの家族会員の年会費は税抜400円ですが、本会員が年会費無料の条件を満たしていたら、家族会員も年会費無料となります。
▼年会費完全無料のJCBカードを希望する場合は、「JCB CARD W / W plus L」がおすすめです。
JCB一般カードの利用限度額
JCB一般カードの利用限度額は、会員の状況に応じて決められるため、全員が同じ額になるものではありません。カード受け取り後、自分の利用限度額がいくらなのかを確認する方法は下記です。
- 会員専用WEBサービスのMyJCBで確認する
- 電話(0120-592-196)をかけて自動音声案内で確認する
- カードご利用代金明細書で確認(MyJチェックに登録していない場合)
利用限度額はMyJCBから変更手続きも可能ですが、増額申請時等には一定の審査が行われます。
JCB一般カードのメリット
以下に、JCB一般カードのメリットをまとめました。
Oki Dokiポイントがお得に貯まる
JCBカードでは、「Oki Dokiポイント」というポイントを貯めることができます。JCBカードをお得に使うためには、このポイントを効率的に貯める必要があります。
Oki Dokiポイントとは?
Oki DokiポイントとはJCBのポイントプログラムで使用されるポイントのことで、毎月のJCBカード利用金額1,000円につき、Oki Dokiポイントを1ポイント貯めることができます。
貯めたポイントはそれぞれ下記のように使用することができます。
サービス | 1ポイントの価値 |
Amazonでの支払い | 3.5円 |
nanacoポイントへ移行 | 5 nanacoポイント |
スターバックスカードへチャージ | 3.5円 |
JCBトラベルでの旅行代金の支払い | 5円 |
キャッシュバック | 3円 |
JCBプレモカードへのチャージ | 5円 |
※JCBプレモカード…Amazonやファミリーマート、ローソンなど多数店舗で使用できるJCBのギフトカード
旅行代金の支払いか、nanacoポイントへの移行などがお得な使い道です。
上記以外でもディズニーチケットなど各種商品への交換にOki Dokiポイントを使用することができますので、興味がある人はこちらのWEBカタログを確認してみてください。
「Oki Dokiランド」経由で最大20倍のポイントが貯まる
JCB運営のポイント優待サイトである「Oki Dokiランド」経由でインターネットショッピングをすると、ショップによっては最大20倍のポイントを貯めることができます。
楽天市場やZOZOTOWNなどの有名サイトもOki Dokiランドに参加しているので、日頃のネットショッピングをOki Dokiランド経由にするだけでよりお得になるということですね。
例えばOki Dokiランドのポイント20倍のショップでショッピングを行い、貯めたポイントをnanacoポイントへ移行すれば、還元率は10%になります。
通常の還元率が0.3~0.5%程度であることを考えると、Oki Dokiランドはぜひとも活用したいところですね。
JCB ORIGINAL SERIESパートナー店でポイントがお得
特定の店舗(JCB ORIGINAL SERIESパートナー店)でJCBカードを使用すると、通常よりも多いポイントをもらうことができます。
<主なJCB ORIGINAL SERIESパートナー店>
店舗・ショップ | 倍率 |
スターバックス(スターバックスカードへのオンライン入金) | 10倍 |
Amazon | 3倍 |
セブンイレブン | 3倍 |
エッソ・モービル・ゼネラル | 2倍 |
昭和シェル石油 | 2倍 |
ビックカメラ | 2倍 |
一休.comレストラン | 3倍 |
高島屋 | 3倍 |
※事前にキャンペーン登録やMyJチェックへの登録が必要な場合があります。
こういったポイント優待店では可能な限りJCBカードで支払いを行うようにすると、お得にポイントを貯めることができます。
海外ショッピング利用でOki Dokiポイントが2倍
海外旅行に行く人は、海外でのショッピングでJCBカードでを行うとOki Dokiポイントを2倍貯められることを知っておくと良いでしょう。
当然JCB加盟店でしか使えないので、海外旅行用のメインカードとしてはあまり強くありませんが、もしJCBカードを使う場合にはしっかり2倍ポイントを入手したいところです。
なお、こちらもMyJチェックに登録していることが条件となりますので、海外でJCBカードを使う場合は忘れずに登録しておいてください。
JCB STAR MEMBERS(JCBスターメンバーズ)でさらにポイントがお得
JCBスターメンバーズは登録不要のメンバーシップサービスで、年間のJCBカード利用額が一定に達した人にだけ提供されます。
具体的には、
- 集計期間中の利用合計金額50万円(税込)以上で翌年のOki Dokiポイントが20%増
- 集計期間中の利用合計金額100万円(税込)以上で翌年のOki Dokiポイントが50%増
というメリットがあります。
使えば使うほどお得になるのがJCBカードということですね。
ポイントを貯めたい人にはJCB Card W / W plus Lもおすすめ
ポイントをお得に貯めていきたい人は、JCB Card W / W plus Lもおすすめのカードです。このカードは、通常貯まるポイントが一般カードの2倍となっているという特徴を持っています。
なお、こちらのカードはJCBスターメンバーズ対象にならないので、その点も考慮した上で検討してみてください。
利用付帯の海外旅行保険
JCB一般カードには海外旅行保険が付帯しています。
最高3,000万円とありますが、こちらは傷害による死亡あるいは後遺障害の場合に補償される金額で、傷害治療や疾病治療は1回につき100万円までとなっています。
これ1枚で安心できるほど大きな額ではありませんが、クレジットカードの海外旅行保険は複数カードで重ね掛けすることも多いので、そのうちの一枚としてJCBカードを加えても良いと思います。
この保険の被保険者となるのは、MyJチェックに登録している当該JCB一般カード会員となるので、JCBカードの海外旅行保険で海外旅行をする際はMyJチェックへの登録を忘れずに行うようにしてください。
また、この保険は利用付帯となっていて、「搭乗する公共乗用具」あるいは「参加する募集型企画旅行」の料金を該当カードで支払わないと保険が適用とならない点にも注意しておきましょう。
クレジットカードの海外旅行保険に関する詳しい説明は下記の記事にまとめていますので、併せて参照してみてください。
JCBプラザで日英のサポート
ニューヨークやバンクーバー、香港などを始めとした世界の主要都市ににあるJCBプラザでは、観光等に関する現地の案内を日本語で行っています。海外旅行で困ってしまった時に日本語で相談できる場所があるというのは心強いですね。
ケガや病気の際に日本語や英語で相談できるコールセンターも用意されているので、JCBカードが一枚あると海外旅行が安心になるのではないでしょうか。
JCB一般カードがおすすめなのはこんな人
ここまでの内容をまとめると、JCB一般カードがおすすめなのは下記のような人です。
- Amazonやセブンイレブンなどのポイント優待店をよく使う人
- JCBスターメンバーズの恩恵を受けつつポイントを貯めたい人
- JCBプラザなどを活用して安心して海外旅行を楽しみたい人
また、JCB一般カードはスタンダードなクレジットカードなので、いずれ位の高いカードを持てるようにクレヒスを育てたい人にも向いていると言えます。
上記に該当する人は、ぜひJCB一般カードを検討してみてください。
まとめ
JCB一般カードは数あるJCBカードの中でもスタンダードなカードで、一番最初に持つのがこのカードという人も少なくありません。他のJCBカードを検討している場合でも、このカードと比較することで特徴が分かりやすくなるでしょう。
Oki DokiランドやJCB ORIGINAL SERIESパートナー店、JCBスターメンバーズの特典などを活用すれば、ポイントがかなりお得になりますので、JCB一般カードを使う場合にはこれらを上手に活用したいところです。
オンラインからの入会なら初年度年会費が無料になりますので、申し込む際にはぜひインターネット経由で申し込んでみてください。