普段から、クレジットカードで買い物をする人は増えていると思います。
通販での買い物はクレジットカードが主体になってきてるので持っていないと買い物ができないっていう事もありますし、ショップで買い物する時もあまり手持ちを持たなくても買い物を楽しめるという意味ではクレジットカードはかなり便利だと言えます。
しかし、いざ使おうとした時に何故か使えなかったっていう経験をしたことないですか?知らないうちにカードが利用停止になっていて困ったって人も多いと思います。
ではそのクレジットカードが使えなくなる原因は一体どこにあるんでしょうか?
その理由を詳しく解説したいと思います。
使えなくなる理由
今まで使えていたクレジットカードがいきなり使えなくなったっていう経験は誰しもあると思います。しかし、そんな時の原因や対処法って意外と知らない人が多いと思います。
まず、クレジットカードが使えなくなるって言っても理由は色々あります。人によって当てはまることが違うと思うので是非ここでチェックしてみて下さい。
クレジットカードが使えなくなる理由
クレジットカードがいきなり使用できなくなる理由には以下のものがあげられます。
●有効期限切れ
●利用限度額オーバー
●高額商品の購入
●支払い遅延
●紛失届や盗難届が出ている
●磁気ストライプの異常
●ICチップの異常
●店側の端末の故障
●紛失・盗難届が出てる場合がある
●磁気ストライプが異常を起こしている
●暗証番後の間違い
では一つずつ詳しく見ていきましょう。
有効期限が切れた
クレジットカードを普段使ってると意外と忘れがちなのは有効期限です。
これは結構ありがちな事なので、実はいきなり使えなくなった理由の中では一番多いと思います。クレジットカードには必ず何年の何月まで使えますよっていう記載がされているのは知ってると思います。
しかし、使ってると忘れがちになり、更新をしないまま有効期限が切れてしまって、使えなくなるって事が起こります。
有効期限の確認方法はいたってシンプルで、クレジットカードの表面に数字が四つある所があるので確認してみるといつまで使用できるのかが書かれてます。
例
・09/19⇒2019年9月まで使用可能
・10/21⇒2021年10月まで使用可能
という意味になります。
これを確認した上で有効期限が切れてしまってる場合は登録住所宛に新しいカードが郵送されてきているはずなので郵便を確認すればあるはずです。
引越し等で住所が変わってしまっていて、旧住所のまま変更してなかった場合は新しいクレジットカードが手元にない場合もあるのでカード会社に連絡を入れて再配送をお願いすればもらえます。
利用額オーバー
利用額がオーバーしてしまった場合もカードは利用できなくなります。利用限度額はそれぞれのカードに設定されているもので、「それ以上の金額だと支払いには利用ができない」と決めらてる上限の事です。
年会費が無料のものだと10万~30万円程度、ゴールドカードの場合は50万~300万円程度といった物が設定されています。
ひと月でカード払いをよくすると上限を超える事はよくあります。ただし、この利用限度額は毎月クレジットカードをしっかり会社に対して支払っていれば枠は回復する仕組みになってるので、また利用できるようになります。
毎月しっかりと支払いをしていれば上限に達する事もほとんどありません。
・利用限度額30万のカードで20万円の買い物をしたら使用できる残りの限度額は10万円
・翌月に20万円の銀行からの引き落としがあった
・利用可能な限度額は30万円に回復します
残10万+返済20万の計算
利用額は1カ月ごとに回復するわけではない
これは結構間違われてる方が多いんですが、利用限度額は締め日でリセットされるわけではありません。カードの利用額はカード会社に使用金額を返済した分だけがリセットされる仕組みになってます。
上記にも簡単な計算を書きましたが、利用額を20万円使用してしっかり20万円をカード会社に返済すれば限度額は回復しますが、残高不足で引き落としができなかったら眼度額は回復しません。
これは月が変わっても返済しない限りはそのままです。
リボ払いは限度額をオーバーしやすい
ただ、リボ払いを普段よく利用する場合はこの限りではありません。
リボ払いだと月の支払いがかなり少なく設定されているので、しっかりカード会社に支払いをしていても、利用限度額に簡単に達してしまうことはあります。リボ払いを利用してる方はあといくら使えるのかをこまめに確認しておく必要があります。
以下のような事を覚えておくといいと思います。
・一括支払いしかしない⇒上限には達しにくい
・分割支払いやリボ払いが多い⇒限度額をオーバーしやすい
もし手元に手持ちのお金があるなら繰り上げ返済を利用すれば利用枠の回復は可能です。この繰り上げ返済というのは、カード会社に入金をすることでカードを改めて利用できるようにすることです。
リボ払いの利用詳細書をあまり確認されない人だとリボ払いが膨らむだけ膨らんでしまって、結果利用額がオーバーしていたってこともあるのでその場合はいつの間にかカードが利用できないって事になりやすいということです。
ショッピング枠とキャッシング枠との合算になります
これに関しても間違われやすい点ですが、利用限度額はショッピング枠とキャッシング枠の合算になります。
キャッシングで10万円を借り入れていた場合、ショッピング枠はその分を利用眼度額から差し引いた金額までになります。
高額商品を購入する事が利用できなくなる原因になることも
普段から高額商品を買わない場合、5万円から10万円支払いをしようとすると使用できなくなることがあります。これはカード会社が設けている不正防止の為のフロアリミットといわれる物が関係しています。
このフロアリミットの目的は悪意のある所有者本人以外の第三者がクレジットカードを不正に利用しないようにする為に設定されているもので、高額商品の購入に関して利用できなくなるのは仕方ないです。
カード会社から電話がかかってきます
このフロアリミットの対処法はいたってシンプルで、高額支払いをしようとしたタイミングで必ずカード会社から携帯電話又は、店舗に連絡が入ります。少額なら電話はかかってきませんが、高額な商品の買い物にはかかってくると思ってください。この時に名義が自分のカードを利用しているなら質問に答えられるはずなのできちんと返答できれば商品の購入をクレジットカードで利用できます。
お店の方には何も言われなかった場合は必ず自分の携帯電話にかかってくるはずです。それもなかったら登録してる番号が違う可能性があるので確認する必要はあります。
支払いの延滞
クレジットカード代金の口座振替日に支払いが行われていなかったら支払い遅延をしてる事になるのでカードの利用は停止される処置が行われます。支払いができない場合は仕方がないですが、できるだけ早めの支払いをすることが望ましいので金利だけでも支払いをするようにすると多少ですが、利用額が回復します。
因みにですが、長期で延滞をしていた場合は金融事故情報として個人信用情報機関に記録されてしまいます。いわゆるブラックリスト入りといわれるものです。
具体的なブラックリスト入りする期間はカード会社によるのでなんとも言えませんが、原則としては「61日以上の延滞があった場合に記載されます」と明記されています。2ヵ月以上の延滞で記載されると考えてもいいと思います。
このリストに記載されてしまうと最低でも5年間は新しいカードの発行、住宅ローンなどの金融取引がほぼ一切できなくなります。
延滞してないかは確認しておくことをお勧めします。
正しく引き落とされてるか
上記とは逆に正しくクレジットカードの引き落としがされてるはずなのに利用できなくなってる場合は、口座の確認をすることをお勧めします。単純な不足で停止されているなら入金すればいいだけなので問題ないですが、他の誰かが不正に利用してた為に利用停止されてる可能性も全くないわけではありません。
もし支払い遅延が起こってしまっていたら自宅に督促状が届くので確認してみてください。
紛失や盗難届が出てる場合がある
あまりないことですが、もし仮に自分がカードを落としてしまって、誰かに使われないようにカード会社に電話をした場合、カードは利用停止されます。それが、第三者が不正に紛失届を出していてカードを利用停止にしてる可能性もあります。
家族が紛失届を出してる可能性もあるので確認してみて下さい。
磁気ストライプが異常を起こしてる
クレジットカード自体の故障も可能性としてはあります。多くが磁気ストライプの異常です。
磁気ストライプというのはカード裏面にある銀や茶色の帯の事を言います。ただし最近はあまり使用頻度も高くなく、こういったケースはそこまでないので疑うような事ではないです。
ICチップで支払いができるか試す
磁気ストライプが異常の場合他の場所でICチップが利用できるかを試してみて下さい。
問題なく支払いができれば磁気ストライプの異常ですので交換してもらってください。
ICチップの異常の場合
磁気ストライプは問題ないが、ICチップが異常を起こしている場合もあります。最近はICチップで決済をするお店が増えてる為、利用頻度が高いのでむしろこちらの異常の方が多いかもしれません。
この場合は暗証番号で支払いをするようにすれば問題なく支払いができる事があります。
後は使用頻度の高さから汚れやすいので読み込みがうまくいかない事もあります。この場合は普通のティッシュやウェットティッシュなどでかるく拭いてあげると問題なく通ることがあります。
店側の端末故障
クレジットカード自体に異常はなくてもお店の端末が故障してる場合があり、決済を完了できない事もあります。お店の端末が使用できないとその場でクレジットカードで支払いができません。ただ、自分のクレジットカードが問題ないかは確認しておくといいので、他の店でカードが使用できるかを試してみてください。
暗証番号の間違い
クレジットカードの場合はほとんどがサインを求められますが、最近はICチップでの支払いがメインになりつつあるので、暗証番号が求められます。その際、当然ですが、暗証番号を間違った場合は利用ができません。
ただ、2回目に正しい暗証番号を入力すれば使用する事はできますが、暗証番号を3回間違えるとロックがかかってしまってカードの支払いができなくなります。
2回間違ってしまった場合は、無理に試さず、サインに切り替えて支払いをするようにしましょう。
不正使用感知システム
日本国内でも起こりやすいですが、主に海外で起こることがあるのがこの不正使用感知システムです。
日本では問題なく使用できていたのに海外旅行などで利用しようしようとしたら使えなくなっていた、といったトラブルもあるので説明しようと思います。こういった状況になった場合にまず確認したいのは、利用限度額等はしっかり確認してまだ利用できる、支払い延滞をしてない、という事です。
不正利用防止の為のシステム!でも実は安心なんです
クレジットカード会社は常にカードの利用状況を確認しています。ただし、人が監視しているのではなく、コンピューター内で確認しています。その為、カードの利用に関していつもとパターンが違ったりすると自動的にロックがかかるようになっていて、利用を停止するようになっています。このシステムが不正利用感知システムといわれるものです。
いくつか例えを出そうと思います。
例
・普段は日本国内で利用されていたカードがいきなり海外で利用された
・同ショップ内で複数回にわたって利用された
・利用店舗で不正利用がされた
こういった状況の場合、必ずしもロックがかかるといったわけではないですが、かなり高確率でクレジットカードは使用停止になります。ただし、その場でカード会社に電話等で連絡をし、不正利用ではないことがわかれば利用停止は解除されるので安心してください。
ただ気をつけたいのは、必ず利用ができなくなったお店から電話を直接かけるようにするという事です。離れて連絡をしてしまうとしっかりした利用状況が確認できないので解除されないこともあります。