NTTドコモゴールドが発行するクレジットカードに、「dカードGOLD」がありますが、NTTドコモが発行しているだけに、ドコモユーザーには断然おすすめです。
また、貯めやすく使いやすいポイント、補償やサービスも充実など、非常にコストパフォーマンスの高いゴールドカードです。
今回は、dカードGOLDのメリットはもちろん、デメリットも徹底的に解説します。
目次
dカードGOLDの概要
まずは、dカードGOLDの概要を紹介しましょう。
年会費 | 1万800円(税込) |
国際ブランド | VISA、Mastercard |
申込資格 | 満20歳以上(学生は除く)で、安定した継続収入があること |
ETCカード | 年会費無料 |
家族カード | 年会費1,080円(税込。初年度無料) |
搭載電子マネー | iD |
ポイント還元率 | 1% |
旅行傷害保険 | 海外:最高1億円(一部利用付帯) 国内:最高5000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 300万円 |
本カードの年会費は1万800円ですが、家族カードの年会費は1,080円(初年度無料)と比較的リーズナブルです。
ETCカードは新規発行手数料、年会費とも無料なので、全般的に維持コストがかかりません。
ゴールドカードのポイント還元率は0.5%が一般的な中、dカードGOLDの1%は、かなり高い部類に入ります。
dカードGOLDのメリット
dカードGOLDには、「ドコモユーザーが断然お得」「貯めやすく使いやすいポイント」「補償・サービスが充実」などのメリットがあります。
以下で詳しく説明しましょう。
ドコモユーザーは断然お得
dカードGOLDはNTTドコモが発行しているカードなので、ドコモユーザーが得をするのは何となく想像できますが、実際は想像以上のお得ぶりです。
毎月のドコモ利用料金の10%がポイント還元
毎月のドコモのケータイ料金や、ドコモ光の利用料金をdカードGOLDで支払うと、利用金額1,000円(税別)につきdポイントが100ポイント付与されます。
dカードGOLDの通常のポイント還元率が1%なので、通常の10倍のポイントがもらえる計算です。
毎月9,000円のケータイ料金ならば、「月900ポイント×12か月=年間1万800ポイント」ゲットでき、これだけでdカードGOLDの年会費に相当します。
充実のケータイ補償
dカードGOLDには、充実のケータイ補償が付帯しています。
紛失・盗難・水漏れや全損による修理不能の被害に遭った際、同一機種・同一カラーのケータイを購入するときに、その費用をサポート(後日返金)してくれます。
一般カードである「dカード」にもケータイ補償が付いていますが、dカードGOLDのケータイ補償はさらに充実です。
dカードのケータイ補償は1万円を上限として保証期間は1年ですが、dカードGOLDのケータイ補償は10万円を上限として3年間保証してくれます。
最近のスマホの端末代は高額となっていますが、dカードGOLDのケータイ補償があればすべてカバーできますね。
貯めやすく使いやすいポイント
dカードGOLDの利用で貯まるdポイントは、貯めやすく使いやすいです。
dポイントの貯め方
dカードGOLDをショッピング利用すると、1会計あたり100円につきdポイントが1ポイント貯まります。
また、dカード特約店では、以下のようにポイント付与率がアップします。
店舗名 | ポイント倍率 |
ローソン | 2倍 |
三越・伊勢丹 | 2倍 |
マクドナルド | 2倍 |
エネオス | 2倍 |
AOKI | 3倍 |
JTB | 3倍 |
スターバックス | 4倍 |
さらに、dカードGOLDを提示するだけで、以下のdポイント加盟店でdポイントが付与されます。
- ローソン
- マクドナルド
- マツモトキヨシ
- ライフ
- ノジマ
- 高島屋
- NEXCO中日本
- いきなり!ステーキ
そして、dカードGOLDには電子マネー「iD」が搭載されており、iD利用でもdポイントを貯めることができるなど、dポイントを貯める方法は多種多彩です。
dポイントの使い方
dポイントは貯まりやすいだけでなく、使い勝手も申し分ありません。
1ポイント=1円のレートで、以下のような使い方ができます。
- dポイント加盟店
- d払いが可能なショッピングサイト
- 毎月のドコモのケータイ料金に充当
- dカードプリペイドにチャージ
- dマーケットでの支払い
- ドコモ商品への交換
他にも、ポインコグッズなどの商品と交換、ドコモケータイのデータ量追加(1,080ポイント/1GB)などにも使えますので、「ポイントを貯めたはいいが使い道がない」なんて心配もいりません。
充実の補償・サービス
そして、ゴールドカードであるdカードGOLDは、補償やサービスが充実しています。
最高1億円の旅行傷害保険
dカードGOLDには、以下の海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険が付帯しています。
海外 | 死亡・後遺障害 | 1億円(自動付帯5,000万円) |
傷害・疾病治療 | 300万円(自動付帯) | |
携行品損害 | 50万円(自動付帯) | |
賠償責任 | 5,000万円(自動付帯) | |
救援者費用 | 500万円 | |
航空機遅延 | 6万円 | |
国内 | 死亡・後遺障害 | 5,000万円(利用付帯) |
入院日額 | 5,000円(利用付帯) | |
通院日額 | 3,000円(利用付帯) | |
手術 | 5万円 | |
航空機遅延 | 10万円 |
民間の医療保険や生命保険のような充実の補償です。
別途海外旅行保険に加入すると、目的地や日数によっては数千円かかることも珍しくありませんが、dカードGOLDの旅行傷害保険はもちろん無料です。
海外旅行保険については下記の記事で詳しく解説しているので、下記を読めばdカードGOLDの保険が充実していることが分かるでしょう。
空港ラウンジを利用可能
国内の主要28空港にあるラウンジ入口で、dカードGOLDと搭乗券の半券を提示すれば、無料で空港ラウンジを利用できます。
海外で緊急カードを無料発行
海外でdカードが紛失・盗難の被害に遭った際は、緊急カードを届けてもらえますので、安心です。
dカードにもこのサービスがあり1万800円の手数料がかかりますが、dカードGOLDの場合は手数料がかかりません。
dカードGOLDのデメリット
いいことづくめで欠点がないように思えるdカードGOLDですが、もちろんデメリットもあります。
ドコモユーザー以外はメリットが少ない
dカードGOLDの大きなメリットは、ドコモ利用料金の10%ポイント還元やドコモのケータイ補償ですが、ドコモユーザー以外の人にとっては、これらのメリットは魅力的ではありません。
10%還元は利用料金1,000円未満切り捨て
dカードGOLD最大のメリットともいえるドコモ利用料金の10%ポイント還元ですが、付与単位に気を付けなければなりません。
というのも、10%ポイント還元は1,000円単位で付与されるからです。
ドコモの利用料金が1万円であれば1,000ポイント付与されますが、9,999円の場合は900ポイントしか付与されません。
年間12円の違いで、1,200ポイントも損をしてしまいます。
ステータスはいまいち
ゴールドカードの中で年会費1万800円のdカードGOLDは、年会費としては中程度です。
その割にパフォーマンスが高いゴールドカードですが、その代わりにステータス感はあまりありません。
カード右上のdポイントのロゴやiDのロゴが、ゴールドの券面にあって浮いている感じです。
ゴールドカードにステータスを求めるのであれば、アメックス・ゴールドや三井住友VISAゴールドなどを持った方が良いでしょう。
まとめ
dカードGOLDは年会費が1万800円となかなかですが、十分に元を取れるだけのメリットがあります。
ドコモ利用料金の10%がポイント還元されるので、月9,000円利用すれば1年間でカード年会費の元が取れます。
ポイントの貯め方はもちろん、使い方もバリエーション豊富で、ポイントをザクザク貯められるでしょう。
それだけでなく、ケータイ補償や海外旅行傷害保険なども充実しています。
ドコモユーザー以外にはメリットが薄く、10%ポイント還元は100円未満切り捨て、ステータス感もないなどのデメリットがあります。
それでも、名より実を取りたい人、ドコモユーザーの人、ポイントをザクザク貯めたい人にとっては、dカードGOLDはおすすめのカードです。