正しく選ばないと無駄になる!?マイルが貯まるクレジットカード

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クレジットカードの中には、航空会社のマイルを貯めることができるものがあります。これは旅行を趣味としている人にとってはこれ以上ないくらい大きなメリットで、周囲にクレジットカードでマイルを貯めている人がいるという方も多いのではないでしょうか。

このページでは、マイルとマイレージについて詳しくお伝えし、マイルを貯めるためのおすすめのクレジットカードについても紹介をさせていただきます。

マイルとは?

マイルとは、航空会社が行っているマイレージプログラムのポイントのことです。名前こそ独特ですが、主に航空券などに使えるポイントだと思っていただいて問題はありません。

各航空会社のマイレージプログラムに参加することにより、それぞれのマイルを貯めることができるようになります。

マイルでできること

マイルを使ってできることは、主に下記の3つです。

  • 航空券の入手
  • 座席のアップグレード
  • 他ポイントや商品への交換

マイルが貯まったら無料で飛行機に乗るための航空券(特典航空券と言います)を入手するのが最もポピュラーですが、ブラックアウトデイト(利用制限期間、利用除外日)と呼ばれる「特典航空券を利用できない期間」などでは、座席のアップグレードに利用するのも一つの活用方法です。

なお、航空券の入手に必要なマイルの目安は下記となっています。
(往復航空券の必要マイル数を記載しています。)

JALマイル

経路 必要マイル
東京 ー 沖縄 15,000マイル
東京 ー 韓国 15,000マイル
東京 ー ニューヨーク 50,000マイル

ANAマイル

経路 必要マイル
東京 ー 沖縄 14,000~21,000マイル
東京 ー 韓国 12,000~18,000マイル
東京 ー ニューヨーク 40,000~55,000マイル

※情報は変更となることがありますので、ご利用の際は各航空会社の公式HPをご確認ください。

特典航空券を入手するのが目的であれば、最低でも12,000マイル程度(往復の場合)貯める必要があることがお分かりいただけるかと思います。国内の近い距離であれば10,000マイル程度で往復航空券を入手できることもありますが、シーズンにも左右されますのでマイルを多く貯めておくに越したことはありません。

飛行機に乗らなくてもマイルを貯めることはできる

マイルを貯める方法として一番有効なのは飛行機に乗ることです。飛行機に搭乗すると、その区間と運賃に応じたマイルが貯まるので、たくさん搭乗するほど早くマイルも貯まっていきます。

ですが、飛行機に乗らずにクレジットカードなどでコツコツとマイルを貯めている人も多く存在します。

そうした人たちは陸マイラー(おかマイラー)と呼ばれ、賢く貯めたマイルでたまに旅行に出かけるなどして楽しんでいます。

「飛行機によく乗るからマイルを貯めよう」というのももちろん良いですが、「飛行機に乗りたいからマイルを貯めよう」というのもまた、マイルを貯められるクレジットカードを持つ動機になりますね。

マイルを貯めるときはマイレージプログラムの種類に注意

活用すればとてもお得なマイルですが、貯めるときはマイレージプログラムの種類に注意が必要です。異なったマイレージプログラムでバラバラにマイルを貯めても、一つのプログラムで特典を得られるほどまとまった量まで貯めるのが難しいからです。

下記は主要なマイレージプログラムです。クレジットカードを選ぶ前に、どのマイレージプログラムを狙うか考えると良いでしょう。

主要なマイレージプログラム

JALマイレージバンク

JAL(日本航空)が提供しているマイレージプログラムです。特典航空券の入手に必要なマイル数がシーズンによって変動しないので、繁忙期に飛行機に乗ることが多い方におすすめです。

また、対象期間内の国内線特典航空券をJALホームページから申し込むことで必要マイル数を少なくすることができる「ディスカウントマイル」というサービスもあります。

ANAマイレージクラブ

こちらはANA(全日空)が提供しているマイレージプログラムです。就航都市数が多く、マイルを使って様々な場所へ旅行することができるのは大きなメリットですね。

ANAマイレージモール経由での買い物でもマイルが貯まったり、ANAクレジットカードを更新するとボーナスマイルがもらえたりと、陸マイラーにとってもマイルを比較的貯めやすいプログラムになっています。

スカイマイル ロイヤリティプログラム

デルタ航空のマイレージプログラム、「スカイマイル ロイヤリティプログラム」の強みは、何と言ってもマイルに有効期限がないという点です(ANAやJALのマイルは有効期限が3年)。そのため長いスパンでコツコツとマイルを貯めることが可能で、あまり飛行機に乗らない人でも必要マイル数の多い特典航空券を狙うことができます。

更にブラックアウトデイトもないために特典航空券の予約も取りやすく、貯めて損のないマイルだと言えるでしょう。

マイレージプラス

マイレージプラスはユナイテッド航空のマイレージプログラムです。マイルの有効期限が18ヶ月ですが、新たにマイルが加算されるなどすると18ヶ月延長されるため、定期的に利用していればまず失効しません。

また、国内向けのショッピングモール「MileagePlusモール」の利用でもマイルを貯めることができます。ここでショッピングをしていればマイルの有効期限も延長されるので、コツコツ貯めるのに向いていますね。

アライアンス内ではマイルを共有することも可能

では、マイルを貯めるためには一つの航空会社を使い続けなければいけないのかというと、そうでもありません。

航空会社はアライアンスと呼ばれる航空連合に属していて、同じアライアンスの航空会社が行っているマイレージプログラムで貯めたマイルは、他の航空会社のマイルへ変換することも可能なのです。

下記は、世界三大アライアンスと呼ばれる大規模アライアンスです。

スターアライアンス(Star Alliance)

ANA(全日空)、ユナイテッド航空、エア・カナダ、ニュージーランド航空、中国国際航空、オーストリア航空、ルフトハンザドイツ航空、シンガポール航空、エバー航空など

スカイチーム(Skyteam)

デルタ航空、アエロフロート・ロシア航空、ベトナム航空、エールフランスなど

ワンワールド(oneworld)

JAL(日本航空)、アメリカン航空、マレーシア航空、キャセイパシフィック航空など

世界中の大手航空会社の大多数がこれらの三つのアライアンスのどれかに属していますので、頻繁に利用する航空会社がどのアライアンスに属しているかを一度確認してみると良いでしょう。

マイルが貯まるクレジットカードの例

マイルを貯めることができるクレジットカードとしては、下記のようなものが挙げられます。

JALカード(普通カード)

年会費:2,160円(入会後1年間無料)※AMEXのみ6,480円
国際ブランド:DC、Mastercard、VISA、JCB、AMEX
マイル:JAL
公式サイト:JALカード

JALのマイルを貯めることができるクレジットカードです。ENEOSやファミリーマート、ハックドラッグなど多数存在する「JALカード特約店」でこのカードを利用するとマイルが2倍貯まります。

また、年会費3,240円の「JALカードショッピングマイル・プレミアム」に別途入会することでもマイルが2倍貯まるようになるため、陸マイラーの方はぜひ検討してみてください。

アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード

年会費:11,000円
国際ブランド:AMEX
マイル:ポイントを15社のマイルへ移行可能
公式サイト:スカイトラベラーカード

JALやANAだけでなく、デルタ航空やその他航空会社(全27社)を使った旅で通常の3倍のポイントを貯めることができるカードです。貯めたポイントはそのまま旅行代金に使用できるだけでなく、ANAやデルタ航空など15社のマイルに移行することも可能です。

貯めたポイントは無期限なので、じっくり貯められる点も魅力的なカードです。

▼スカイトラベラーカードの詳細は下記の記事を確認してください。

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まとめ

航空会社のマイレージプログラムでマイルを貯めると、特典航空券と交換ができたり、座席のアップグレードができるなどのメリットがあります。そのため頻繁に旅行に行く人などは、クレジットカードも活用しながら効率的にマイルを貯めています。

ただし、アライアンスが異なる航空会社間では、マイルの移行を行うことができませんので、マイルを貯めるためにクレジットカードを選ぶときは、航空会社とアライアンスに注意する必要があります。

大体12,000マイル前後貯めれば往復の特典航空券との交換が可能になってきますので、日々の買い物や公共料金の支払いなども合わせながら、賢くマイルを貯めていってください。

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