JCBが行った調査「クレジットカードに関する総合調査 2017年度版 調査結果レポート」によれば、クレジットカードの利用シーンとして最も多かったのはネット通販(オンラインショッピング)でした。
飲食店や携帯電話料金での利用よりも多く、3人に1人以上の人が過去3ヶ月以内にネット通販でクレジットカードを使用していたという結果が出ています。そんなクレジットカードのメインの活躍場所であるネット通販において、一番お得なクレジットカードは一体どのカードなのでしょうか。
このページでは、ネット通販に使用するとメリットが大きいカードを、kurekaRu編集部の独自ランキングで5枚紹介します。このランキング内から選ぶだけで、ネット通販がお得になるカードを簡単に選ぶことができますので、これからクレジットカードを入手しようと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
ネット通販が便利&お得になるクレジットカードランキング
第一位:楽天カード
年会費 | 無料 |
貯まるポイント | 楽天スーパーポイント |
還元率 | 1% |
ネット通販で楽天市場を利用する人であれば、楽天カードを選んでおけばまず間違いありません。年会費無料なので損することはないですし、普通に使うだけでも還元率1%です。
そして、楽天カードが威力を発揮するのが楽天市場で使った場合です。楽天市場にはSPU(スーパーポイントアッププログラム)という、条件を達成するとポイント還元率が上がるというプログラムがあり、楽天市場で楽天カードを使って買い物をすると、その時点で還元率が3%になります(通常1倍 + 楽天カード特典 + 2倍)。
楽天ゴールドカードあるいは楽天プレミアムカードの場合は、ポイントがさらに+2倍となり、楽天市場での利用分の還元率が5%になります。ネットショッピングを常に楽天市場で行い、楽天カードで決済するようにすれば、必ず3%以上の還元率になるのです。
幅広いアイテムを扱う楽天市場で3%以上の還元率を誇る楽天カードは、ネット通販の強い味方だと言えます。
ちなみに楽天トラベルでも、楽天カードで支払うとポイントが+1倍になるので、メリットとして知っておくとよりお得にサービスを利用することができます。
楽天カードの詳細については、下記記事で詳しく説明しているので、こちらも確認してみてください。
第二位:Orico Card THE POINT
年会費 | 無料 |
貯まるポイント | オリコポイント |
還元率 | 1% |
ポイント系カード最強との呼び声も高いクレジットカードで、専用のモール「オリコモール」を経由することで様々なショッピングサイトでポイント高還元率を実現することができます。
通常のポイント還元1%に加え、オリコモールでこのカードを利用することによる特別加算が0.5%、そして各ショップごとに別途最大15%のポイント加算があります。
そのため、例えばAmazonやYahoo!ショッピングなら合計2%、LOHACOは2.5%、その他多くのサイトで2%以上の還元率を誇っています。楽天市場は商品によって10%を超える還元率になることもあります。
オリコポイントは500ポイントから交換可能となっているため、ポイントの使い勝手がやや悪いですが、幅広いショップで高還元のポイントを入手できるので、迷ったらこのカードにしておけば間違いないとすら言えるのです。
第三位:DCカード Jizile
年会費 | 無料 |
貯まるポイント | DCハッピープレゼントポイント |
還元率 | 1.5% |
年会費無料でありながら、基本となるポイント還元率が1.5%と非常に高いのが魅力のクレジットカードです。専用モール「POINT名人.com」を経由することで、楽天やAmazonは2%、LOHACOは3%とさらに高還元率になります。
ただ、このカードはリボ払い専用カードとなるため、お得に使うためにはリボ払い手数料を支払わないようにする工夫が必要です。入会時、支払額は5,000円に設定されているため、これを最大の50,000円に設定すれば、5万円以下の支払いはリボ払いにすることなく一括で支払うことができます。
毎月のカード利用金額が高くなる場合は、手続きが面倒になったり、リボ払い手数料が発生してしまう可能性があるため、カード払いライトユーザーにおすすめのクレジットカードとなります。
1.5%のポイント還元率は非常に魅力的なので、毎月のカード払い金額が低めの場合は検討してみてはいかがでしょうか。
第四位:VIASOカード
年会費 | 無料 |
貯まるポイント | VIASOポイント |
還元率 | 0.5% |
年会費無料、還元率0.5%のクレジットカードです。携帯電話料金やETC代など、一部の料金は1%還元です。さらに、VIASO eショップを利用することでボーナスポイントをもらうことが可能で、合わせて最大10%以上の高還元率になることもあります。
ただ、このカードの魅力は、ポイント還元率よりもオートキャッシュバックのシステムにあります。ポイントが一定以上貯まると自動的に1ポイント1円としてキャッシュバックが行われるので、貯まったポイントを使い忘れてしまったり、面倒な交換手続きを行う必要がありません。
ポイント交換にあまり手間をかけたくない人は、VIASOカードを使って自動的にキャッシュバックを発動させると便利です。利便性という面でメリットがあるクレジットカードだと言えますね。
第五位:セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費 | 初年度無料/次年度以降1,000円+税 |
貯まるポイント | 永久不滅ポイント |
還元率 | 0.5% |
通常は1,000円の利用ごとに1ポイント付与され、1ポイント5円相当でAmazonギフト券などに交換することができるため、還元率としては0.5%のカードです。ポイントが永久不滅なのは嬉しいですが、還元率としては普通のカードです。
ですが、このカードはセゾンポイントモールを経由すると化けます。楽天やAmazonを始めとした多数のショッピングサイトにこのモール経由でアクセスして買い物をすると、それぞれ設定されたボーナスポイントを受け取ることができるのです。
楽天市場やAmazonなら1~2倍(キャンペーン時はさらに増加)のポイント付与となり、ショップによっては1,000円の利用で最大30ポイントを受け取れるところもあります。そうなるとポイント還元としてはとびぬけてお得なカードとなります。
また、年1回以上カードを利用することで翌年度の年会費も無料になります。年会費をかけずに色々なショッピングサイトで高ポイント還元を受け取りたい方におすすめのクレジットカードの1つです。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードの申し込みはこちら
ショッピングサイト別のお得なカード
人によってネット通販で頻繁に使うサイトというのは違っていると思います。よく使うサイトが最もお得になるクレジットカードを選ぶことで、メリットを最大化できます。
ネット通販最大手とも言えるAmazonをよく利用する人は、Orico card THE POINTかDCカードJizileがおすすめのカードとなります。いずれも還元率は2%なので、その他の要素で比較してどちらが良いか決めると良いでしょう。
国内ネット通販最大規模サイトの楽天市場をよく利用する人は、ぜひ楽天カードを選んでください。他のカードだと商品によって還元率がばらついていたりしますが、楽天カードなら基本的に一律3%となります。身の回りのものを楽天市場で揃えるようにすれば、常に3%の還元を得ることができてお得です。
Yahoo!ショッピングを頻繁に利用する人にはYahoo! JAPANカードもおすすめです。Yahoo!ショッピングやLOHACOでこのカードを使うと、Tポイントが3倍貯まって3%還元となります。ただ、そのうち1%分はYahoo!ショッピング、LOHACO、GYAO!以外では使用できない期間限定Tポイントなので、Yahoo!ショッピングやLOHACOのヘビーユーザーでなければ他のカードを選んだ方が良いかもしれません。
ちなみに様々なサイトをまんべんなく利用する人は、Orico card THE POINTがやはりおすすめですね。DCカードJizileだと、複数サイトで買い物をしているうちにリボ払いの金額に到達してしまう可能性があります。少額で抑えられる自信がある人だけ、DCカードJizileにして高還元を狙いましょう。
まとめ
ポイント還元率の観点で考えると、ポイントに強いカードを使ってもAmazonは2%を超える還元が得られませんので、日用品を揃えるためにネット通販を利用しているなら、楽天市場やLOHACOを利用して、それぞれのサイトに適したクレジットカードを使うのがおすすめとなります。
月5,000円のネット通販利用でも還元率が3%あれば、年間で1,800円分のポイントをもらうことができます。これに還元率1%の固定費の支払いなどが合わされば、年間数千円は得できるということになりますね。
ポイント数にあまりこだわりがないなら、オートキャッシュバックのあるVIASOカードを選べば知らず知らずのうちにお得になっていたりするでしょう。
ぜひ今回のランキングを参考にして、通販がお得になるクレジットカードを見つけてください。