クレジットカードはスマートでスピーディーなお会計ができ、盗難による被害も少ないのがメリットですが、数ある場所の中でも、飲食店(レストラン、居酒屋など)はクレジットカードのメリットを最大限生かせる場所です。
今回は、居酒屋(飲み屋)でクレジットカードを使うメリット、使えるお店はもちろん、おすすめのクレジットカードも紹介します。
飲食店でクレジットカードを使う4つのメリット
飲食店では現金払いもできますが、クレジットカード払いを利用すると現金払いにはないメリットがあります。
メリットを最大限に生かして、より快適に、よりお得に飲んじゃってください。
メリット1:お会計がスマート&スピーディー
最初のメリットは、飲み屋での会計がスピーディーかつスマートになることです。
例えば飲み屋でお会計をするとき、
「ほろ酔い気分で自分が今いくら店員さんにお金を渡しているか分からない」
「うっかり手を滑らせて小銭を床にぶちまけちゃった」
などの経験はありませんでしょうか。
後ろでお会計を待っている人がいると、気持ちばかり焦ってさらにミスを誘発するかもしれません。
そんなとき、クレジットカード払いにすれば小銭を探した挙句にぶちまける心配もありませんし、お金をいくら店員さんに渡したか思い出す必要もありません。
酔っぱらっていてもサインや暗証番号の入力さえ完了すれば、スピーディーにお会計が済みます。
メリット2:思いっきり飲める
また、思いっきり飲めるのもメリットとして挙げられます。
「今夜は飲むぞ」と思っていても、お財布を見たらお金が入っていないのでチビチビしか飲めないといった経験はありませんか。
クレジットカード払いならば、手持ちの現金がなくてもカードの利用可能枠の範囲内であれば思いっきり飲むことができます。
メリット3:盗難のリスクを減らせる
「財布の中に現金をたっぷり入れておけば、思う存分飲食できる」と考える人もいるでしょう。
しかし、現金盗難のリスクを考えると、あまり多額の現金を持ち歩くのはハイリスクです。
特に、酔っぱらって電車の中で眠ってしまうと、財布の中から現金だけ抜き取られてしまうなんて可能性もあります。
その点、クレジットカードは盗まれたとしても、実際に使うにはサインか暗証番号の入力をしなければなりません。
使われる前にクレジットカードの利用停止をしておけば、盗まれたカードが利用されることはありません。
万が一それが間に合わなかったとしても、どのお店で使ったかは一目瞭然ですので、犯人の足が付くことになります。
そのリスクをとってでも、盗んだクレジットカードを使うかどうかは分かりませんが、少なくとも現金盗難より被害を少なく抑えられるのは確かです。
盗難リスクについては、下記記事も参考にしてみてください。
メリット4:ポイント付与や優待を受けられる
飲食店で現金払いをしても得をすることはありませんが、飲食店でクレジットカード払いをすると、カード会社のポイントが貯まったり、優待を受けたりすることができます。
一般的なクレジットカードで支払いをすると、利用金額の0.5%~1%程度のポイントが貯まり、貯まったポイントは商品券や他のポイントへの移行、素敵な商品などと交換できます。
「1%分なんて少ないじゃないか」と思うかもしれませんが、忘年会の幹事を引き受けて10万円クレジットカードで支払ったら、1,000円分のポイントがもらえるのです。
誰も幹事を引き受けなかったら、ポイント目当てに幹事に立候補してもいいかもしれません。
一部クレジットカードでは、カードの提示や利用で割引を受けられるサービスもありますので、見逃せません。
飲食店でクレジットカードは使えるのか?
飲食店でクレジットカードを利用すると、様々なメリットがあることが分かりましたが、そのお店でクレジットカード払いを受け付けていなければ、もちろんカード払いはできません。
お店の入口やレジ周りに、使えるクレジットカードの種類が記載されています。
ここでは、居酒屋の業態別にクレジットカード払いの普及状況について、大まかに説明します。
なお、居酒屋以外のお店については下記記事を参考にしてください。
居酒屋チェーン店はほぼカード利用OK
駅前など立地条件の良いところに比較的大きな店を構えているのが、居酒屋チェーン店です。
「和民」「笑笑」「魚民」「養老乃瀧」「土間土間」「庄や」「はなの舞」「つぼ八」などが有名ですね。
これらの居酒屋チェーン店では、クレジットカード払いにほぼ対応しています。
個人経営の小さな飲み屋は対応していないケースが多い
個人経営の小さな飲み屋、立ち飲み中心の飲み屋などでは、クレジットカード払いに対応していないケースが多いです。
実は、お店がクレジットカード払いできるようにするためには、カード会社と加盟店契約をしなければなりません。
加盟店契約をすると、利用金額の一定割合を手数料として、カード会社に納める必要があります。
この一定割合は、お店の抱えるリスクが高いほど高割合になる傾向があり、小さな飲み屋ではお客が「ツケ」で飲むことも多いため、お金を回収できないリスクが高いと判断され、割合を高く設定されます。
そのため、小さな飲み屋では現金払いが多いのです。
高級な飲食店はクレジットカード払い可のところが増えてきている
一昔前は現金払いが主流だったワインバーなどの高級な飲食店も、最近ではクレジットカード払い可というところが増えてきています。
クレジットカード払いに対応すれば、お財布の中身を気にすることなく飲んでいただけて売り上げも上がりますし、店のイメージとしてクレジットカード払いの方がスマートです。
居酒屋でのお会計におすすめのクレジットカード
最後に、居酒屋で使うのにおすすめのクレジットカードを3枚紹介しましょう。
居酒屋チェーン店が充実している「エポスゴールドカード」
年会費 | 5,000円 |
ポイント | エポスポイント |
ポイント倍率 | 0.5% |
エポスカードでは「エポトクプラザ」という優待サービスを実施しております。
エポトクプラザのサイト内で、「東京都×食べる」という条件で検索したところ、飲み屋関係で以下のような優待がヒットしました。
店舗名 | 優待・特典内容 |
笑笑 水道橋西口駅前店 | 2万円以上クレジット利用でポイント20倍 |
バリヤス酒場 久我山北口駅前店 | 2万円以上クレジット利用でポイント20倍 |
キタノイチバ 東村山東口駅前店 | 2万円以上クレジット利用でポイント20倍 |
魚民 秋葉原中央通り店 | 2万円以上クレジット利用でポイント20倍 |
村さ来 中野北口店 | 5%オフ |
また、エポスゴールドカードでは、「選べるポイントアップショップ」というサービスを実施しており、対象ショップから事前に3店舗まで登録しておくと、登録ショップを利用した際のポイント還元率が0.5%→1.5%にアップします。
居酒屋関係では、以下のようなお店が対象ショップです。
- 土間土間
- 和民
- 銀座ライオン
- 鳥貴族
大人のムーディーな夜を堪能したい方には「ダイナースクラブカード」
年会費 | 23,760円 |
ポイント | ダイナースクラブリワードポイント |
ポイント倍率 | 0.4% |
ダイナースクラブカードでは、「サインレス・スタイル」というサービスがあります。
対象のショップでお会計をする際には、ダイナースクラブカードのサインや暗証番号の入力はもちろんのこと、カード提示すら必要なくお会計ができるのです。
お酒も入ってムーディーな雰囲気に、お会計で水を差されたくない人におすすめのサービスです。
大阪にある「スカイラウンジ フォーシーズンズ」などで利用できます。
ワインの無料試飲も可能な「ラグジュアリーカード」
年会費 | 216,000円 |
ポイント | 名称記載なし |
ポイント倍率 | 0.5~1.5% |
ラグジュアリーカードの優待店舗には、「ワールドワインバー」も含まれており、会員本人だけでなく同伴者もグラスワイン1杯を無料で試飲できます。
ワインに特に指定はないため、高級ワインの試飲ももちろん可能です。
ワールドワインバーは、羽田空港や関西国際空港、恵比寿三越やグランフロント大阪などに入っています。
まとめ
飲食店(レストラン、居酒屋など)でクレジットカードを使うと、利便性やリスク回避、ポイントや優待の面などで大きなメリットがあります。
特にポイントや優待の面では、飲食店に強いクレジットカードもありますので、そういったカードを持っておくといいでしょう。
ただし、全てのお店がクレジットカード払いに対応しているわけではないので、店の入口やレジ周りでクレジットカードが使えるかを確認するようにすると良いですね。