結婚式の費用は、日常生活ではあまり見ない額になることもあるため、クレジットカードで支払うと得するのではないかと思う人も少なくないでしょう。
一方で、数百万円という額をクレジットカードで支払うことが可能なのかどうかを不安に思っている人もいると思います。
このページでは、クレジットカードで結婚式費用を支払うことに関する疑問について、詳しい解説をしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
データで見る結婚式費用の支払い
まずはデータを参照し、結婚式の費用とその支払いに関する実態を確認していきましょう。
クレジットカードで支払っている新郎新婦の割合
マイナビウエディングが2015年に行ったアンケート調査では、結婚式場への支払い方法として一番多かったのは現金振り込みの51.3％でしたが、二番目に多かったのがクレジットカードで、全体の26％がクレジットカードで支払いを行ったという結果が出ています。
新郎新婦が4組いれば1組はクレジットカードで支払いを行っている計算になりますので、結婚式費用のクレジットカード払いは決してマイナーではないことがお分かりいただけるかと思います。
結婚式にかかる費用
ゼクシィ 結婚トレンド調査2017調べによると、挙式および披露宴・披露パーティにかかった費用の総額は平均で370.6万円とのことでした。
あくまでも平均なのでこれ以下の額となることも十分にあり得ますが、多くの場合で数百万単位の費用がかかることが伺えますね。
また、同調査では、会場予約時の見積もり金額より実際に支払った金額が高くなった人が80％だったという結果も出ています。最初は費用を抑えるつもりでいたものの、料理を追加したり、衣装等のランクアップを行ったりして結果的に見積もりを超える傾向にあることが想像できますね。
基本的に一生に一度の結婚式なので、後悔しないようにお金をかけることが多いようです。
結婚式以外にかかる費用
結婚に伴ってかかる費用は、結婚式だけではありません。主に下記のような費用もかかることを考えておく必要があります。
- 二次会
- 結婚指輪
- 新婚旅行
- 新居の家具家電購入
前述の「ゼクシィ 結婚トレンド調査2017」によると、結婚指輪は平均24.9万円で、新婚旅行費用の平均は63.6万円でした。家具家電は生活スタイルによって異なりますが、新しく揃えるなら十数万程度はかかるのではないでしょうか。
ここまでの費用をまとめると、安く見積もっても400万円前後の費用が結婚に伴ってかかってくる傾向にあることがお分かりいただけるかと思います。
結婚式費用をクレジットカードで支払うメリット
結婚式関連でかかってくる多額の費用をクレジットカードで支払うことには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
ポイントを貯めることができる
やはり一番のメリットはポイントを貯めることができるというところでしょう。計400万円の費用を還元率1％のクレジットカードで支払えば、単純計算で4万ポイントをゲットすることができます。
例えば1ポイント＝1円のカード（例：
楽天カード）であれば、4万円分得することになるので、新生活に使う家電一つくらい買えてしまうかもしれません。支払い方法が違うだけでこれを逃してしまうのは惜しいですよね。
実際、前述のマイナビウエディングの調査でも、クレジットカードで支払わなかったことを後悔している声がありました。
クレジットが使えたのに、確認しておかなかったばかりに現金で支払いポイントを逃してしまった（女性／北海道）
後から後悔してしまうことの無いように、費用は可能な限りクレジットカードで支払うつもりでいると良いでしょう。
なお、式場によってはクレジットカードが使えないという可能性もありますので、式場選びの段階でしっかりと確認しておくことが大切です。
支払いタイミングを後日にすることができる
挙式費用などは、当日に現金払いを行ったり、前もって銀行振込を行ったりすることが多いので、挙式前のタイミングでまとまったお金を用意する必要に迫られます。
クレジットカードで費用を支払う場合は、支払った費用は後日引き落としとなることがほとんどでしょう。その場合、結婚式で集めたご祝儀を費用にあてることができるのです。
もちろんご祝儀は総額いくらになるか事前に分からないので、それを期待して豪華な挙式や披露宴にするのは避けた方が良いですが、ご祝儀を受け取ってから支払えるとなると、親族に挙式費用を一旦借りたりする必要がなくなることもあります。
クレジットカード払いには、不要なお金の貸し借りを避けることができるというメリットもあるのです。
利用限度額より結婚式費用が上回った場合は？
日頃、クレジットカードの利用限度額を意識することはあまりありませんが、結婚式関連の費用は数百万円という規模になるため、持っているカードの限度額を超えてしまう可能性があります。
では実際に限度額を超えそうな場合は、どうすれば良いのでしょうか。
限度額の一時引き上げ（一時増額）を行う
クレジットカードは、カード会社へ連絡をすることで限度額を一時的に引き上げるよう依頼することができます。実際に結婚式費用の支払いではこの一時引き上げを行っている人が多く見られます。
結婚式費用が一般的なカードの利用上限を超えることはよくあるので、結婚式費用支払いのために利用限度額を一時的に増額したい旨をカード会社へ伝えて、支払い予定日などの求められる情報を伝えてみましょう。
なお、引き上げの際には審査が行われるため、一時引き上げが認められない場合もあります。その場合は、後述の手段を試してみてください。
払える分だけクレジットカードで支払う
一時引き上げが認められなかった場合は、複数枚のカードで支払うという方法もありますが、それが不可、あるいは複数枚使用しても全額を限度額内に収められない場合は、払える分だけクレジットカードで支払って、残りを現金払いにすることができないか式場に相談してみると良いでしょう。
そうすることで、クレジットカードで支払えた分に関してはポイントを入手することができます。
ただし、限度額ギリギリまで使って、他の支払いでクレジットカードが使用できずに困ってしまうことの無いように十分注意してください。
結婚式費用を支払うのにおすすめのクレジットカード
結婚式費用の支払いにおすすめなのは、言うまでもなくポイント還元率の高いカードです。ポイントではなくマイルを貯めている場合は、マイルの貯まるカードでも良いでしょう。
楽天カード
国内最大級のショッピングモールである楽天市場で使用できる楽天スーパーポイントが貯まるカードです。1ポイント1円として使用することができるので、便利かつお得にポイントで買い物をすることができます。
楽天カードについては、下記記事に詳しくまとめてありますので併せて確認してみてください。
アメリカン・エキスプレス・カード
他ポイントやマイルへの交換も可能なポイントが、100円につき1ポイント貯まるカードです。
特筆すべきは利用限度額が明記されていないという点です。一律の制限は設けられていないので、結婚式費用などの高額利用の際は事前承認手続きの相談を専用ダイヤルで行うことができます。
アメリカン・エキスプレス・カードの詳細については、下記記事を参考にしてみてください。
まとめ
新郎新婦全体の4分の1以上が、約400万円近い結婚式費用をクレジットカードで支払い、ポイント付与などのメリットを享受しています。
ポイント（マイル）を得られるだけでなく、大金を持ち運ばなくて済んだり、集めたご祝儀を支払いに使用するのが間に合ったりなどのメリットもあるので、これから結婚式を挙げる方は、ぜひクレジットカード払いを検討してみてください。