生活していると必ず発生する電気・ガス・水道などの公共料金の支払い。毎月給料日後に払い込み用紙を持ってコンビニへ向かっている人も少なくないのではないでしょうか。
これらの支払いは、実はクレジットカードを使用することで便利かつお得に済ませることができます。使用するカードによっては大きなメリットを得ることができますので、公共料金をクレジットカードで支払っていない人はぜひチェックしてみてください。
目次
クレジットカードで支払いができる公共料金
クレジットカードでは実に様々な料金を支払うことができますが、まずは代表的な公共料金と、クレジットカードでの支払い方法を確認していきましょう。
電気料金
電力会社から請求される電気料金は、クレジットカードで支払うことが可能です。東京電力を例にとって申し込み方法を説明します。
インターネットから申し込み
東京電力(TEPCO)のサイトから申し込みを行うことができます。契約情報等をフォームに入力していくのですが、「お客さま(ご請求)番号」「事業所コード」「地区番号」は検針票などで確認することができますので、手元に用意しておくとスムーズです。
※画像の引用元:東京電力公式サイト
なお、業者によっては、カード会社のサイトから申し込みを行うことができるケースもありますので、持っているカードの会社が対応している場合は、やりやすい方を選ぶと良いでしょう。
郵送で申し込み
クレジットカード支払い申込書に必要事項を記入して返送します。申込書はインターネット上で契約情報等を入力することで取り寄せることもできますが、電話で取り寄せることもできますので、都合の良い方法で入手してください。なお、連絡をしてから申込書が郵送されてくるまでには一週間程度かかります。
ガス料金
ガス会社から請求されるガス代も、クレジットカードでの支払いが可能です。電気料金同様、インターネットまたは郵送で申し込むことができます。東京ガスを例に挙げて説明します。
インターネットから申し込み
東京ガスのサイトからクレジットカード支払いの申し込みを行います。申し込みには「お客さま番号」の入力が必要になりますので、「ご使用量のお知らせ(検針票)」の上部などで確認しておきましょう。
※画像の引用元:東京ガス公式サイト
郵送で申し込み
「クレジットカード払い申込書」を取り寄せ、必要事項を記入して返送することで申し込みができます。取り寄せはインターネット上で行うことも可能ですが、東京ガスお客さまセンターへ電話することでも可能です。電気料金同様、申込書の郵送には一週間程度かかるのが普通です。
水道料金
水道料金もクレジットカード払いが可能です。水道局から請求されるものですね。
インターネットから申し込み
東京都水道局の場合は、「東京水道マイネット」に登録することでインターネット上からクレジットカード払いの申し込みを行うことができるようになります。お客さま番号等の情報は、「水道使用量等のお知らせ(検針票)」で確認ができます。
※画像の引用元:東京都水道局公式サイト
郵送で申し込み
お客様センターに電話連絡し、「水道料金・下水道料金クレジットカード払い申込書」を取り寄せます。インターネット上で必要事項を入力して取り寄せることもできます。取り寄せたら電気やガス同様に、必要事項を記入して返送します。
その他クレジットカードで支払えるもの
他にも、クレジットカード払いができる料金には下記のようなものがあります。
- 電話料金(固定・携帯)
- NHK等の放送料金
- 新聞代金
- 国民年金保険料
- インターネットプロバイダー利用料金
- 家賃
使用するクレジットカードや利用している業者によってはクレジットカード払いを取り扱っていないこともありますので、カード払いを希望する場合は事前確認を行うようにしましょう。
クレジットカードを使用して公共料金を支払うメリット
公共料金をクレジットカードで支払えることは分かったものの、現状払い込み用紙で支払っていて特に問題はないから、わざわざ申し込んでまで変更しようと思わないという方もいるのではないかと思います。
そういう方のために、クレジットカード払いに変更することのメリットをまとめました。
支払いの手間をなくすことができる
「払い込み用紙を持ってコンビニへ行く」というのは、簡単そうに聞こえますが、実際は地味に面倒な作業です。コンビニに寄った時に一緒に払おうと思っても、払い込み用紙を持っていなかったということもありますし、だからと言って失くしてしまうリスクを冒してまでずっと持ち歩くのは怖いですよね。
一度申し込んでしまえば、その料金に関しては「支払いを済ませないといけない」という心配をほとんどせずに済むので、クレジットカード払いのメリットは大きいです。
ちなみに、すべての公共料金を同じカードからの引き落としに設定すれば、明細がまとまるので家計管理の手間も減らすことができます。
ポイントを貯めることができる
クレジットカードならではのメリットとして、支払いにクレジットカードを使用することで、そのカード特有のポイントを貯めることができるというものが挙げられます。
支払い金額に対するポイント還元率の高いカードを使用すれば、より大きなメリットを得ることができるでしょう。
クレジットカードを使用して公共料金を支払う際の注意点
便利でありながらポイントも貯められる公共料金のクレジットカード払いですが、注意した方が良い点というものもありますので、併せて紹介しておきます。
口座引落しの方がお得になるケースがある
公共料金は、口座からの自動引き落としで支払いを行うことも可能なケースがあります。更に、口座引落しでの支払いだと、毎回の料金に割引が適用されることもあるので、場合によってはクレジットカード払いよりも得になるケースがあるのです。
例えば東京電力や東京ガス、東京都水道局では、口座振替払いを申し込むと月々税込54円が割引になります。つまり年間ではそれぞれ648円の割引になりますので、これをクレジットカード払いのポイント還元と比較して、どちらが良いか検討するのが良いでしょう。
なお、口座振替割引は事業者によって対応していないところもありますので、契約業者が口座振替割引を行っていなければ、当然クレジットカード払いの方がお得ということになります。
クレジットカードの有効期限に注意
クレジットカードには有効期限がありますので、期限が近づいたらカードの更新を行うかと思います。カードの更新を行った場合には、公共料金の支払いに使用するカード情報も新しいものへ変更することを忘れないようにしましょう。
情報の変更を忘れてしまうと、カードが切り替わった段階で支払いが正常にできなくなってしまいますので、「カードの更新時には変更が必要」ということだけ忘れずに覚えておくようにしてください。
クレジットカード払い非対応の場合もある
契約する公共料金の業者や契約の種類、使っているカードの種類によっては、クレジットカード払いができない場合もあります。必ずしもクレジットカード払いができるわけではないという点には注意しておきましょう。
公共料金支払いにおすすめのクレジットカード
公共料金をクレジットカードで支払う場合、基本的にはポイント還元率の高いカードが向いていると言えます。おすすめのカードをいくつか紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。
楽天カード
年会費:無料
国際ブランド:JCB、Visa、MasterCard
ポイント:楽天スーパーポイント
公式サイト:楽天カード
100円の購入で1ポイントを入手できる、言わずと知れた高還元カードです。1ポイントをそのまま1円として使用できるので、分かりやすくお得なクレジットカードだと言えますね。もちろん公共料金の支払いでも、100円につき1ポイントを獲得できます。
楽天市場では、楽天カードを使って買い物をするとポイントが+2倍(楽天プレミアムカードか楽天ゴールドカードなら更に+2倍)となるため、使い勝手の良い楽天スーパーポイントをザクザクと貯めることができます。
楽天カードの詳細は下記のページでまとめていますので、併せて参考にしてみてください。
Orico Card THE POINT
年会費:無料
国際ブランド:JCB、Visa、MasterCard
ポイント:オリコポイント
公式サイト:Orico Card THE POINT
常に1%以上の高還元率を誇る、ポイントの還元率に特化したクレジットカードで、獲得できるポイントはオリコポイントです。
オリコポイントはオリコポイントゲートウェイで500ポイントから商品との交換が可能です。Amazonギフト券やiTunesギフトカード、マイレージへの交換も可能なので、色々なものに使用できる便利なポイントだと言えるでしょう。
JCB一般カード
年会費:オンライン入会なら初年度無料(通常税別1,250円)、次年度以降条件付き無料
国際ブランド:JCB
ポイント:Oki Dokiポイント
公式サイト:JCB一般カード
JCBから提供されるスタンダードなカードで、ポイントを貯めたい方に向いています。実は支払い可能な公共料金が幅広いという特徴があり、MyJCBというページから申し込みを行うことができるものもあります。
1,000円につき1ポイント貯まるOki Dokiポイントは、マイルや他ポイントへの交換ができる他、1ポイント3円分としてカード支払い金額に充当することも可能です。
まとめ
毎月発生する公共料金も、クレジットカード払いなら便利かつお得に支払いを済ませることができます。
口座振替との比較を行う場合には、毎月のおおよその利用料からもらえるポイントを計算し、口座振替で割り引かれる金額より大きくなるか確認すると良いでしょう。
完全になくすことができない固定費だからこそ、支払い方法を工夫して得できるようにしたいものですね。