クレジットカードで支払おうとしたらエラーが表示されて使用できなかった経験はないですか?
実際、エラー番号が表示されても、何が原因なのか?問題なのか?分からないですよね。
そんな意味のわからないエラー番号について、その意味や理由などを紹介していきます。
エラーコードが起こる理由と意味
エラーコードは、カード決済をする時に、問題が発生したら端末に表示されるものの事です。
このエラーコードが端末に表示されないでいた場合、利用者、店舗、カード会社や金融機関でスムーズに手続きをすることができなくなってしまうんです。なぜかというと、何かしらの問題があるカードでそのまま決済してしまった場合、店舗側が売り上げを回収できなくなる可能性が極めて高くなるからです。
その為に、エラーコードを表示させてトラブルを未然に防げるようにする目的で設定されています。
レジで支払いをしようとしてエラーが出てしまった場合の原因は別ページで紹介してますので、ここではエラーコードの意味をまとめて紹介します。
エラーが起こる理由
エラーが起こる理由として大きく分けると、以下の5つになります。
です。
中でも多いのは入力ミスによるエラーかカード自体に問題があるかですが、不正防止システムが誤作動を起こしてしまい、エラーになることも十分考えられます。この不正防止システムは以前別の記事でも触れましたが、一度に高額な商品を購入しようとした際に作動する事があるシステムの事です。
使用者本人が買い物をした際にこのシステムが起こってしまった場合は、カード会社に連絡を入れる必要があります。
メンテナンスについて
システムの管理やメンテナンスをする為にカードの利用を止める時間帯があります。
年末年始やお盆の時期、深夜の2時~4時の間など、あまりカード利用がない時間に行うケースが多いですが、この時間帯にカード払いをしようとするとエラーが起こることがあります。この場合は時間帯を変えて支払いをしてみる等をしてみてください。
エラーコード一覧
エラーコード G12
取扱不可の意味です。
使用者、カード会社のどちらかの理由でカードの使用が不可能な場合に起こるエラーです。
カードが販売停止、退会カードが使用された場合なんかによく起こります。
エラーコード G30
保留判定の意味です。
カード会社が使用者の取引内容や金額などを総合的に判断してカードの使用を保留にしてる場合に起こるエラーです。
このエラー表記がでた場合はカード会社に連絡を入れて解除申請をしてもらわないと使用する事ができません。
エラーコード G42
暗証番号エラーの意味です。
ATMで口座から現金を引き落とそうとした際やクレジットカードでの支払いの際に起こるエラーです。このエラーは入力した暗証番号が間違っていた時に表示されます。
正しい番号を入力すれば各種使用する事ができますので、改めて入力する必要があります。
エラーコード G54
取扱不可の意味です。
このエラーが出た場合は1日の利用回数か金額がオーバーしています。
このエラーになってしまうとカードの利用ができなくなってしまうので、現金で支払う等しないといけなくなります。
エラーコード G55
限度額オーバーの意味です。
クレジットの限度額を超えて決済を行った時に起こるエラーです。
エラーコード G56
カード取り込みの意味です。
事故や盗難、無効カードが取引の際に使用された場合に起こるエラーです。
このエラーの場合も基本その場での決済などは行えませんので、カード会社に問い合わせる等が必要になります。
エラーコード G60
事故カードの意味です。
このエラーは事故カードが取引に使用された場合に表示されるエラーです。
エラーコード G61
無効カードの意味です。
無効のカードが取引に使用された際に起こるエラーです。
エラーコード G65
会員番号エラーの意味です。
入力した会員番号が間違っていたために起こるエラーです。会員番号とはカード番号の事です。
エラーコード G68
金額エラーの意味です。
極端に大きな金額を入力してしまった場合や、0円等の金額の入力に間違いがあったりした場合に起こるエラーです。これが出たら、入力金額を確認して改めて入力し直すか、店舗に相談してください。
この場合は、エラーが出てもカード決済をすることはできます。
エラーコード G71
ボーナス月エラーの意味です。
このエラーは設定のないボーナス月を入力した場合に起こります。
このエラーが出たら、ボーナス払い以外で支払いをすることで解消されます。
エラーコード G74
分割回数エラーの意味です。
店舗に設定されてない分割回数で支払いをしようとした場合に起こるエラーです。
このエラーの場合は、店舗側が指定した分割回数に対応してない事があるので、対応してる回数で支払いをすることで、問題なくカード決済する事ができます。もしくは、一括での支払いなら当たり前ですがどの端末でも対応してるので、一括払いで決済すれば問題ありません。
エラーコード G78
支払い区分エラーの意味です。
自分の持っているカードが指定した支払い回数に対応してない場合に起こるエラーです。
店舗の端末の設定ではない為、このエラーが出た場合は、一度カード会社に確認をする必要があります。ただ、支払い自体は一括での支払いをするか、どのカードでも2回払いまでならほとんど設定されてる事が多いので、少ない回数での決済を試してみてください。
エラーコード G83
有効期限エラーの意味です。
自分が登録した有効期限が間違っていた時に起こるエラーです。
このエラーが起こるのは通販サイトからの買い物や、お店での買い物の際、有効期限が間違って入力してしまった場合なんかに起こりやすいです。入力自体は一度してしまうとあまり気にしなくなるので、見落としがちになります。
このエラーが出たら、有効期限の入力に間違いがないかを確認したり、有効期限が切れてないかを確認したりしてみて下さい。再入力して間違いがなければ問題なく決済する事はできますが、有効期限が切れてるカードの場合はその場では支払いができないので、新しいカードが届いてるかを確認してください。
エラーコード G95
オンライン終了の意味です。
カード会社の業務運用が終わっていたり、メンテナンス中で使用ができない場合に起こるエラーです。
このエラーの場合は、メンテナンス中の場合はカードの使用ができないので、その場ではカード決済が行えません。現金で支払うか、別のカードで支払いをする必要があります。
オンライン決済が終了してしまってる場合は、そもそも支払いをする事自体ができなくなってしまっています。
エラーコード G97
取扱不可の意味です。
オーソリ処理の要求が拒否されてしまい、カードでの取り扱いができない場合に起こるエラーです。このエラーの場合はカードでの支配ができないので現金か他の対応してるカードで支払いをするしかありません。
エラーコード G98
取扱不可の意味です。
こちらもG97同様に取り扱いができない場合に起こるエラーですが、こちらの場合は無効なカードが支払いに使用された場合に起こるエラーです。
G97とは意味が少し違ってくるので、気を付けて下さい。
エラーコード G99
取扱不可の意味です。
こちらもG97、G98同様に同じ意味がありますが、この表記の場合は、カード会社の対象業務でない場合やメンテナンス中に起こるエラーです。
G95もメンテナンス中に起こる表記ですが、少し意味合いは違ってきますし、他のG97、G98とも意味合いが少し違ってくるので気を付ける必要があります。
エラーコード H71
ボーナス月不正の意味です。
ボーナス払いの取り扱い期間外の時に起こるエラーです。
このエラーになってしまったら、ボーナス支払い以外の方法での支払いをすることで問題なく決済が行えます。安全なのは一括払い、リボ払い、分割払い(ただし回数に制限がある場合があるので2回払いくらいが一番安全)だと思います。
まとめ
クレジットカードのエラーコードは決済後の手続きでトラブルにならないように防止する目的で存在しています。様々なコードがあり、意味も少しずつ違ってはきます。しかし、理由はいくつかありますが、原因は利用者側か店側の2つしかありません。
エラーコードはそれが出る具体的な例と解決方法を知っていれば慌てずに適切な対応ができるようになるので、安全にクレジットカードを使うことができます。