そもそもクレヒスとは何なのか？
クレヒスとはクレジットカードヒストリーを略して通称「クレヒス」と呼ばれています。このクレヒスですが、簡単に説明すると、これまで使用してきたクレジットカード履歴の事です。
これまで全く延滞もなく、定期的に利用履歴もある方であれば「良いクレヒス」で、これとは逆にクレジットカードの利用はあるけど、支払いに延滞があったりすると「悪いクレヒス」になります。
延滞ばかりしていると最悪の場合、クレジットカードを解約されることもありますので、注意してください。また、今回紹介しているクレヒスはクレジットカード審査やローンを組む際に大きく影響します。例えば、他社のクレジットカードを作りたくて、審査に通してみたけど、落ちてしまった！という経験ないでしょうか？他にも本来通ると思っていた自動車ローンや住宅ローンの審査に落ちてしまった。など。これはクレヒスが関係していることがあります。
また、これまで全くクレジットカードの利用履歴がないのにもかかわらず、いきなりゴールドカードを作りたいといって、申し込んだとしても審査に落とされる可能性があります。もしワンランク上のカードを持ちたいのであれば、絶対にクレヒスを積み重ね事が大事です。
結婚して姓が変わったらこれまでのクレヒスはどうなるのか？
一昔前までは、結婚して姓が変われば、これまでの信用情報が金融機関で把握できなということはあったそうです。ですので、債務整理を行った方でも姓が変わったことで、クレジットカードやキャッシングの審査に通ったということはあったそうです。
では、現在はというと、残念ながらそれは通りません。それはこちらの３つの情報機関が、あなた個人の信用情報を管理しているからです。
３つの情報機関
| シー・アイ・シー（CIC） | ※主にクレジットカード会社・銀行・消費者金融が加盟しています。 | ||
|---|---|---|---|
| 日本信用情報機構（JICC） | ※主にクレジットカード会社・銀行・消費者金融が加盟しています。 | ||
| 全国銀行個人信用情報センター（KSC） | ※主に銀行が加盟しています。 | ||
もしこれからローンを組む際に、
「過去に債務整理した事があったな」
「そう言えば昔ローンの延滞したことあったな」
「携帯代支払うの何度か忘れてしまったな」
など。
ちょっと心配だなと言う方は、各情報機関で手続きをすれば、有料になってしまいますが、あなたのこれまでの信用情報を開示してくれます。
よく、信用情報機関に名前が載ってしまうことを「ブラックリスト」と呼ばれていますが、クレジットカード、キャッシング、各ローンを組むだけで信用情報機関に名前は登録されてしまいます。
下記でブラックリストについて簡単に説明します。
ブラックリストとは？
各信用情報機関に名前が載ったからと言って、ブラックリストに登録されるわけではありませんのでご心配なく。このブラックリストに登録されるのは、延滞や債務整理など金融事故を起こした方になります。
ただ、注意して頂きたいのですが、個人情報を開示してもらった際に悪い評価がついていた場合、「ブラックリスト」に載ってしまっている可能性があります。例えば、シー・アイ・シー（CIC）で開示してもらった際に、記号でA・Pといった記号が並んでいたら要注意です。もしかしたら既にブラックリストに登録されている恐れがあります。
このブラックリストを消して欲しいから各情報機関に連絡して、「この情報を消してください！」とお願いしても消すことはできません。あなたのブラックリストを消す裏ワザとか一時期出回ったこともありましたが、そんな裏ワザは絶対に存在しません。ただ、あなた自信の情報を登録したクレジットカード会社や金融会社が間違っている情報を登録した場合、それは消すことが可能です。
「えっ？そんな間違って登録することなんてあるの？」
はい、実際に何件もこのような事件は起きています。少し昔の話になりますが、ソフトバンクが毎月しっかりと支払いをしている方を滞納していると勘違いして、信用情報機関へ連絡をしブラックリスト登録された事があります。
これから、クレジットカード、住宅ローン、オートローンなどの審査をする前に、一度、信用情報の開示をして調べてみたほうが良さそうです。審査に通らないからといって、何社も審査に通してしまうだけで、信用情報機関に名前が半年間残ります。これも決して良いクレヒスでは無いので、何社も審査に通すのはやめましょう！
クレジットカード情報変更手続き
クレジットカードに登録してある「名前・住所・勤務先・電話番号・口座情報」などの変更があった場合、必ずクレジットカード会社へ連絡をしてください。手続きは簡単に済むのですが、実際に連絡を入れていないという方も多々いるようですが、クレジットカード会社から重要なお知らせなどが届かないようですと、これもクレヒスに影響を及ぼす恐れがありますので、必ず連絡を入れましょう。
例えば、「引き落とされるはずの口座から、引き落とされなかった。」「延滞していることを忘れている。」など。こういった場合は直接クレジットカード会社から電話が来ることが多いですが、もっと早く知ることができたら、ブラックリストやクレヒスも良い状態だったかもしれません。
クレヒスを良い状態で保ちたいのであれば、必ずクレジットカード情報の変更手続きをしましょう。変更の手続きは、各クレジットカード会社によって違いますが、ほとんど電話や郵送、又はホームページにあるマイページ等から手続きができるようになっています。
ただ注意して頂きたいのが、名義が変わる時です。住所などの変更は簡単に終わるのですが、クレジットカードの名義を変えるのはちょっと大変です。まずは、新しい名前を証明する住民票や免許証といった書類が必要になります。免許証は最寄りの免許センターや警察署で変更できます。
一番手っ取り早いやり方は、まず、役所で姓を変更後、新しい住民票を貰い、最寄りの警察署で、運転免許証の記載事項変更するという流れが効率的だと思います。その後、クレジットカード会社へ連絡し、必要書類を送って完了です。
まとめ
結婚して姓が変わったらこれまでのクレヒスはどうなるのか？ということですが、信用情報はそのまま信用情報は引き継がれます。
クレヒスが良い状態であればそのまま引き継がれ、悪い状態であれば悪いまま引き継がれます。また、シー・アイ・シー（CIC）、日本信用情報機構（JICC）、全国銀行個人信用情報センター（KSC）などで記録された悪い情報は消すことができません。
まれに、金融事故が無い方でも金融会社の手違いで、悪い情報が信用情報機関に記録されることがあるので、審査に何度も落ちてしまう方は、一度、個人情報の開示をした方が良いです。
最後に、結婚・離婚などで姓が変わった場合、速やかに「名前・住所・勤務先・電話番号・口座情報」などを変更し、クレジットカード会社に連絡をしましょう！
※なお、これから結婚式を控えている方は、結婚式費用をクレジットカードで支払うことでポイントを得ることができてお得です。下記の記事も参考にしてみてください。
